中高年期になってメンタル不調に陥る人の特徴と対処法

「最近、若い頃のような元気がない」「なんとな~く憂鬱」「生活にハリがなくて虚しい」
こんな気持ちに心当たりはありますか?これらは、中高年世代の人が体験しがちな心身の不調です。
しかし一方では、仕事も子育てもひと段落して、元気に生き生きと人生を謳歌している人もいますよね?この違いはいったいなんなんでしょう?実は中高年世代になって、心身の不調に陥りがちな人には共通の性格的特徴があります。この記事では、そんな性格的特徴からメンタル不調に陥った時に、そこから抜け出す方法についてシェアしたいと思います。

目次

中高年危機とは?

「中高年危機」という言葉を聞いたことはありますか?
これは心理学の世界ではよく知られている言葉です。
中高年期は、”人生における危機(となる可能性がある)”ということを表現した言葉ですが、
なんとなくイメージ湧きますか?

*『中高年』の具体的な年齢に関しては諸説ありますが、この記事では40代後半から60代初めくらいをイメージして書いています

中高年世代が経験する”危機的な”状況としては以下のようなものが挙げられます:

 ⚫︎ 外見の衰え…最近、顔のシミやシワ、白髪が増えた

 ⚫︎ 体力の衰え…なんか体がだる重くて、以前のように家事や仕事をテキパキとこなせない

 ⚫︎ 親と子供の立場の逆転…年老いた両親を世話しなくてはいけなくなった

 ⚫︎ 身近な人との死別…両親のみならず知人や兄弟が亡くなった

 ⚫︎ 社会的立場の喪失…仕事で一線を退いた、或いは退職した

などなど、他にもいろいろあるとは思うのですが。

こういった様々な「変化」と「喪失」が次々と押し寄せてくるのが中高年期。
そして、それらを上手に受け入れ乗り越えていかないと、心身の不調に陥るリスクがある。
そういうことで、中高年期はある意味、人生における”危機”なわけです。

中高年期にメンタル不調に陥る人の特徴

外見の衰えや体力・気力の低下、親子の立場の逆転や近親者の死などは、年齢を重ねていけば
避けることのできないものです。確かに、すんなり受け入れるのは誰にとっても容易ではありませんが、
老いや別れの苦しみ・悲しみをどうにか乗り越えていける人と、なかなか乗り越えられず、
足踏み(悪循環に陥ってしまう)してしまう人とに分かれるように思います(私自身もそうでした)。

中高年期にメンタル不調からなかなか抜け出せず
不調を長引かせてしまう人の特徴をいくつか挙げてみました:

⚫︎ 成功体験が多い

意外に思われるかもしれませんが、これまでにあまり挫折した経験がなく、
順風満帆な人生を送ってきた人ほど、年齢と共に衰えていく自分を受け入れがたく、
落ち込んだり、不安に感じがちです。

⚫︎ 自己批判的な傾向が強い、自己評価が低い

心身の不調に陥っている自分、若い頃と同じように行動できない自分に対し
批判的になる人は、自分をさらに追い詰め、不調を悪化させてしまいます。 
また、自己評価の低い人は、そもそも不調に陥ったのはこれまでの自分の生き方が
間違っていたんじゃないか?と不安になることがあります。  
ただでさえ辛い時に、それを自分のせいに考えると気持ちは落ち込む一方です。

⚫︎ 自己不信感が強く、リスクを回避しがち

不調に陥り、ただでさえ気持ちが落ち込んだり自信をなくしている時には、
「結果はどうなるかわからないけど、とりあえずやってみよう」といった発想には
到底なりません。

実際、行動してみたものの期待したような結果が出なければ、
余計に自信をなくしますので、むやみにチャレンジすることはお勧めはしませんが、
その一方で、行動できないことでの不安や焦り、自信喪失といった悪循環にも陥りがちです。

⚫︎ 仕事以外の趣味や楽しみがほとんどない

体力・気力が衰えてくる中高年期になると、仕事に対する意欲もだんだん低下してきて、
虚しさや不安が高まります。こんな状態になってから、他に夢中になれるものを探そうと
思ってもすぐには見つからず、その焦りも加わって不調が長引いてしまうのです。

⚫︎ 人に頼ることが苦手だったり、人と交流することが少ない

悩みがあっても、「忙しいのに、自分のことで時間をとってもらうのは申し訳ない」
「こんなこと話したら、なんと思われるだろう…」といった思いが頭をよぎり、
人に相談するのを躊躇する人がいます。

具体的な悩みであってもそうやって遠慮しがちな人は、ましてや中高年期に特有の
「なんか最近、気持ちが晴れない」「若い頃のような元気が出ない」といったような、
漠然としたモヤモヤ感となると、なおさらのこと、「ただの愚痴にしか聞こえないだろう」
「うまく説明できない」などと人に話すことがためらわれます。

結局、誰にも話せず一人でモヤモヤを抱えていると、孤独感が募り、
更に気持ちが落ち込んでしまいます。

他にもまだ色々あると思いますが、とりあえず、自分自身のことやこれまで聞かせていただいたお話を振り返り、幾つかあげてみました。

悪循環から抜け出し好循環に入るための2つのステップ

ステップ① 「エネルギー・マネジメント」という考え方を身につける

あなたは自分の心の状態をエネルギーレベルで捉えたことはあるでしょうか?
中高年期に体験する様々な変化や喪失体験、それらの体験に伴う不安や悲しみ、
自信喪失などは私たちの心のエネルギーを消耗します。

身体が疲れたら休んでエネルギーを回復させるように、心のエネルギーも枯渇したら
まずはエネルギーを回復させなければいけません。当たり前のことですよね?

しかし多くの人は気持ちが落ち込んだりすると、何か趣味を見つけようとしたり、
気分転換のために運動をしようとしたり、とにかく焦って行動しようとしがち。
これがダメということではもちろんありません!


ただタイミングを誤ると、焦って行動しようとすることで逆に気持ちの落ち込みを
悪化させることもある、というのが私の経験です。
そこでお勧めしたいのが、「心のエネルギー・マネジメント」という視点です。

心のエネルギーをマネジメントする、ってどういうことだと思いますか?

不調から抜け出すためには、心のエネルギーをためなくてはいけないのですが、
その際、せっかくたまってきたエネルギーを、たまった以上にうっかり使いすぎてしまったり、
エネルギーをためているはずなのに知らず知らずのうちにそれを漏らしてしまったりしないよう
意識して、心のエネルギー量をしっかりと管理することがとても重要です。

なんだかよくわからない、と言う人は、携帯の充電をイメージしてください。

充電が完全に切れかかっている携帯電話。少し充電できたから、といって使ってしまえば、
またすぐに充電がなくなります。また、仮にバッテリーが古くて放電するようなら、
やはり充電に時間がかかります。心のエネルギーもこれと全く同じ原理です。

頭で理解できても、実践しようとすると意外に難しいのが心のエネルギー・マネジメント。
エネルギー漏れを防ぎながら上手にエネルギーをためる大切な点を以下に挙げます:

⚫︎ 心のエネルギーを充電するための行動を、「やらなければならない」と思った時点で、
 やめましょう。「何もしたくない」のなら、その気持ちに素直に従うことが回復への近道です。

⚫︎ 3日坊主OK!せっかく起こした行動を継続しないといけないと思わないこと。

⚫︎ 3日坊主で終わった自分を責めたり、「私はやっぱりダメだ」と自信をなくさない。

 こういった自己批判的な考え方はエネルギーを漏らす一番の原因ですから、
 よくよく注意しましょう。

⚫︎ ”好きやすの飽やす”でいい。

 エネルギーをため始めた初期の段階では、エネルギーをためるための行動はあれこれ移り変わっても
 全く問題ありません。自分の心の声に従って、「やりたい」と思ったことを気軽にやってみましょう。  
 面白くなかったらやめればいい、くらいの気持ちで。

  

ステップ② ワクワクセンサーを活性化する

メンタルの不調からなかなか抜け出せない人は、その性格的な特徴から
悪循環に陥ってしまいがち、ということはすでにお伝えしましたね。

そしてその悪循環を断ち切るための最初のステップが『エネルギー・マネジメント』
という視点を持つこと。自分を責めたり焦ったりすることでエネルギーを漏らさないよう
注意しながら、エネルギーをためる行動を無理のない範囲でコツコツととり続ける段階です。

この段階では、行動できる時もあれば、気持ちが乗らず行動できない時もあり、
気持ちも少し前向きになったかと思ったら、またなんだかモヤっとする、と言う感じで、
一進一退を繰り返します。しかし少しずつ安定して行動を取り続けられるようになってきたら、
次のステップ、つまり好循環を起こす段階です。

好循環に入る為に私がおすすめするのは、自分のテンションが上がることをする、です。

「楽しい!」と思うことをする → 楽しいからそれをやり続けられる →
やり続けているとエネルギーがどんどんたまってくる → エネルギーがたまってくると
他のことにも挑戦したくなる。

この段階までくると、心はかなり前向きになっているし、その前段階の
「3日坊主で終わっても自分を責めない」といった心のあり方が定着しているので、
気軽にいろんなことに挑戦できるはずです。
そうやって行動できるようになれば自信もついてきますし、何よりも心は軽やかです。

ただ…ここで一つ問題があります。
それは「自分のテンションが上がること・楽しい!と思えること」がなんなのかわからない
という問題。

長い間、メンタル不調に陥っていると、心の弾力がなくなるというか、
楽しいことを「楽しい!」と感じるセンサーが鈍ってしまうのです。

そこで私自身がやってみて、本当に効果が感じられた方法をお伝えしたいと思います。
それは、占星術を使った方法です。

今はインターネット上に無料で自分のホロスコープを作れるサイトがたくさんありますので、
それを使ってあなたのホロスコープを作ってみて欲しいのです。

<無料サイト>

nut’s wheel サクッとホロスコープ  https://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html

やり方は簡単です。生年月日を入れるだけ。
生まれた時間がわかるとより良いのですが、わからなくても生年月日さえわかれば作れますので。

そして、出てくるチャートを読む必要もありません。

やって欲しいのは、自分の「金星」♀のマークが、どの星座の部屋に入っているか
チェックするだけ。(星座の記号は後で解説します)

「私の金星の星座?なんのこと?!」と思われる人に、簡単に説明します。

普段、「何座ですか?」と人から聞かれて「山羊座です」とか「魚座です」とか答えますね?
その星座は、あなたの「太陽」の星座
ですが、実は私たちは皆、10個の天体を自分の中に持っているのです。

<私たち一人ひとりの中にある、10個の天体>


太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星。

そしてそれぞれの天体に、12星座のどれかが割り当てられています。

例えば私の場合

太陽:山羊座
月:蟹座
水星:射手座
金星:水瓶座
木星:双子座
  ・
  ・
  ・
といった具合です。

少し複雑な前置きになってしまいましたが、
ここで私があなたにやって欲しいことはただ一つ。

ホロスコープを作成したら、金星マーク(♀)を探して、
どの星座のマークの部屋にいるかを確認すること。

「金星」はワクワクや喜びを担当する天体です。
なので、あなたの金星の星座らしいことをすることで、
あなたのワクワクセンサーを活性化できる、というわけです。

自分の「金星」の星座がわかったら、下記に示す星座別キーワードをヒントにして、
何かしら行動してみて欲しいのです。

星座と星座のキーワード


♈️ <牡羊座> 
新しいことを始める、始めてのことに挑戦する
身体を動かす(勝ち負けがあるようなスポーツ)

 ♉️ <牡牛座>
買い物や美味しいものを食べる
音楽や芸術に親しむ
資産形成などお金に関すること


 ♊️ <双子座>
情報のインプット・アウトプット(SNS、本、雑誌)
新しい学び
身近な場所を探検
友達や兄姉との会話


♋️ <蟹座> 
料理、
居心地の良い空間作り
家族との時間
温泉

 ♌️ <獅子座>
祭りやイベント、映画、歌
自己表現・クリエイティブなこと
ものつくり

♍️ <乙女座> 
整理整頓、片付け
ヘルシーな食生活や生活習慣
代替療法(ヨガ、アロマセラピーなど)

♎️ <天秤座> 
ファッションやインテリアに関すること
社交的な場に参加する
人と人との縁を取り持つようなこと


♏️ <蠍座> 
心理学関連のセミナーや本を読む
保険や不動産など専門的な分野の知識を学ぶ

 ♐️ <射手座>
外国語や海外の文化に触れる
自然に触れる
少し遠出する、旅行する
輸入雑貨・多国籍料理

♑️ <山羊座> 
神社仏閣巡り、和食など、
日本の伝統的な文化に触れる
山、お茶

 ♒️ <水瓶座>
多種多様な人と触れる機会を作る
何かのグループ活動に参加する
発明、
天文学や占星術

 ♓️ <魚座>
アーシング、マッサージ、
アロマセラピーなど癒しに関すること
ボランティア活動、スピリチュアル

キーワードに関することで、ちょっと面白そうだな、と思ったり、これまで興味はあったけど
やらずにきてしまったことなどをとりあえず気軽な気持ちでやってみてください。

意外と簡単に、夢中になれる何かに出会えるかもしれません。
自分の心がワクワクする、テンションが上がることが見つかったらしめたもの。
好循環に入る入り口を見つけたようなものです。

ちなみに私は、自分の金星である水瓶座のキーワードである「占星術」を若い頃からずーっと
勉強してみたいな〜と思いながら、そんなチャンスもなくこの年になったのですが、
始めてみたら、楽しくて楽しくてすぐに夢中になリました。


そして一つ楽しいことが見つかると、芋づる式に、あれもやりたい!これもやりたい!と
思うようになり、エネルギーがどんどん上がってったのです。まさに悪循環から好循環へのシフト…
そのうち、将来の夢や目標のようなものが漠然と見えてきて、そのおかげで気持ちにハリが出て
ようやく不調から立ち直ることができました。

私が実際に効果を実感しているからこそ、自信を持ってあなたにも伝えしています。
ぜひ、あなたも金星星座のキーワードをヒントにしてワクワクセンサーを活性化してください。

まとめ

40代後半から60代半ばにかけての変化や喪失は誰にとっても大きなストレスで
心身の不調を引き起こす可能性がありますが、不調に陥りそれを長引かせやすい人には
いくつかの共通点があるように思います。

不調の悪循環から抜け出し好循環に入る為に、


①心のエネルギーをうまくマネジメントしながらエネルギーを回復し、
②持って生まれた星の力を活用してワクワクセンサーを活性化する、


という2つのステップをご紹介しました。ぜひ、実践してみてください。

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